施設選び

介護施設を探す3つの方法と注意点

介護が必要になる時は突然訪れます。

ゆっくり探す時間がない時が多いです。

多くの方が焦って探し、いざ利用が始まると立地条件やサービス面で思っていたのと違うなんてことがあります。

また、想像以上に費用がかかることもあります・・・

子供世代が経済的支援をすることもありますが、余程の経済力がないと、すぐにお互いの生活に影響がでてしまいます。

そうなると、施設に入った本人はせっかく慣れてきたにも関わらず、退去しないといけない事になってしまうかもしれません。

そうなると、また施設探しを始めないといけないですし、契約やらなんやらで時間もかかります。

できるだけそうならないように、最適な探し方をお伝えしますね。

ではではいきましょう。

ケアマネジャーやソーシャルワーカーに紹介してもらう

一般的に一番多い方法です。

施設探しは、一般の方にはハードルが高く、難しいものです。

なので、担当のケアマネジャーや病院のソーシャルワーカーが支援してくれるというものです。

施設探しが必要になった時にご自宅で生活されているのでしたら、ケアマネジャーに。

病院に入院中でしたらソーシャルワーカーが施設探しを支援してくれます。

ケアマネジャーとソーシャルワーカーに頼る時の注意点

病院に入院中の場合は、ご存知無い方が多いのですが、ケアマネジャーは担当を外れていますので、過度に頼りすぎるのは止めてあげてほしいです。

ケアマネジャーは奉仕で動かれる方が多いので、当たり前のように協力して下さるので、頼りたくなるんですけどね。

注意点は、ケアマネジャー、ソーシャルワーカー共に個々の知識の中で探されることが多い為、選択肢が少ないことがあります。

また、流動的になることがある為、本人や家族の意図しない場所に案内されてしまうことがあります。

自分たちで探す

本人、家族で施設を探します。

直接、施設の相談員や職員、建物を確認できる為、納得の上で利用に繋がります。

その為、トラブルも比較的少なくなるのではないかと思います。

その際にしっかりと話を聞いておく必要があるのですが、一般の方では、知識不足ということもあり、理解しきれないこともあるようです。

この辺りは、僕たち相談員の説明の仕方に問題があるのですが、、、

自分たちで探すときの注意点

時間を浪費してしまうこと、また、たくさんの施設を回り同じような話を聞かされるので非常に疲れます。

心身ともに疲れている状況は予想できるので、無理の無い範囲で実施していただきたいです。

また、連絡なしで突然見学に行くのは止めましょう。

印象を悪くしてしまいますので、必ず施設に連絡を入れて日時の約束をしましょう。印象が悪くなると入所判定に不利になってしまいます。

介護施設の紹介会社を使う

最近増えているのが紹介会社を使う方法です。

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介護施設が急激に増えた最近では自分たちで探すのはとても困難です。

そこで、紹介会社の登場です。

ネット検索などするとたくさん出てきます。

紹介会社が増えてきているのがわかりますね。

調べると「紹介手数料0円」と書いているのですごく怪しく感じますが、実際費用はかかりませんので安心していただいて良いですよ。

紹介会社は紹介先の施設から報酬を得ていますので、家族の方から徴収することはありません。

利用の際は「地域」「費用」「条件」などを伝えることで、条件にあった施設をリストアップしてくれます。

紹介会社は僕ら相談員とは比べようもない情報量をもっているので、たくさん教えてくれます。

その中で気になった施設を伝えると、施設見学に連れて行ってくれますし、わからない事や聞きにくいことも代わりに聞いてくれます。

前述したように、紹介できた時に施設側から報酬をもらうシステムの為、必死に探してくれますよ。

紹介会社を利用する時の注意点

特別養護老人ホームや介護老人保健施設は対象外になる為、リストに上がってきません。

しかし、稀に探してくださる方もいらっしゃるので相談してみるのも一つの手かもしれませんね。

介護施設検索サービスを利用して負担を減らしながら最適な施設を探そう 介護はなかなか先が見えないものです。 家族介護は素晴らしいことですが、いずれ限界を迎えることもあるでしょう。 限界を感じて...

また複数の紹介会社を利用しないでください。

複数利用してしまうと同じ施設に複数の相談が入ってしまうことがあります。

相談を受けた側の施設は、「なぜ別々の紹介会社から相談があるんだ?施設が見つからない問題があるのでは?」と勘ぐってしまいます。

以前、僕の所に4社から同じ人の情報が来た事がありました。

さすがにリスクを感じお断りしました。

まとめ

施設を探すのはどんな時でも大変なことだと思います。

どこの施設も空きがあれば良いのですが、第一希望だった所に空きがなく、仕方なく考えてもいなかった施設に入る事のないように、いくつか候補を持っておくべきです。

必要な時は突然来ますので、それに備えて探しておくのが良いでしょう。

また、施設利用を考えていなくても、将来的に使いたい施設があるのであれば、事前に短い期間だけでもショートステイや体験利用をしておくのをお勧めします。

緊急的に施設利用が必要な時に助けてもらえるかも知れません。

施設側は全く知らない人より、少しでも知っている人のほうが安心できるので、助けてもらえる可能性を広げることができます。

施設探しに困った時は、専門職に頼りましょう。

そして、圧倒的に行動力のある、紹介会社をうまく使って時間を有効に使いましょう。

出版の紹介

介護は突然きます。

皆そうやって相談にくるんで間違いない。

だから知って欲しいことをまとめて書いちゃいました。

悩みはだいたいみんな一緒。

少しでも参考になれば嬉しいな。

現役の介護相談員
ゆづる

≪プロフィール≫
介護施設を探しておられる方へ現役相談員が本音でお答えします。
介護従事者からの相談も受付しております。
介護の仕事に就いて19年。
自慢は、過去にNHKの某番組で介護について話させていただきました。

【資格など】
・介護福祉士
・介護支援専門員
・住環境コーディネーター2級
・認知症実践者研修
・認知症キャラバンメイト
・福祉有償運送

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▽監修/ライティング実績

▼すみからいふ様にて執筆させていただきました
【介護職必見】リスクマネジメントの知識とポイントについて徹底解説