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【在宅】介護疲れは人生をダメにする?負担を緩和する方法を紹介

介護疲れに困っていませんか?気づいていない内に介護疲れはどんどん蓄積していきます。

介護疲れを早めに改善しなければ、介護放置や虐待、最悪のケースでは事件に発展することも珍しくありません。

今回は、在宅介護における介護疲れについて深掘りしていきます。

最後まで見ていただくことで、介護疲れの軽減や相談先を知っていただくことができますので、是非お付き合いください。

「介護疲れ」とは

在宅で介護している人は知らず識らず疲れを感じている方は多くおられます。

介護疲れというのは家族で在宅介護をしている方が対象の言葉です。

介護といっても、ひとまとめに考えられるものではなく、買い物の手伝いや調理などの生活の支援から排泄や入浴に関わる身体的な介助までさまざまです。

子供世代は仕事がある場合もあれば、高齢で介護している老老介護の場合もあるでしょう。

なによりも、「目が離せない」「行動が理解できない」といった精神的負担を抱えています。

ゆづる

精神的負担が一番しんどいのではないでしょうか?

家族で介護するのは疲れます

家族で介護するというのは、「身体的」にも「精神的」にも疲れます。

家族で介護するというのは、介護を受ける方の背景、つまりは若い頃のしっかりしていた姿や育ててもらった情などが作用し余計に疲れを感じてしまうのです。

また、閉鎖的になりやすく介助者が引きこもり気味になり疲れを増幅させます。

ゆづる

僕も祖母の介護には疲れを感じます。

子供が介護する時代は終わった

介護保険サービスの拡大や介護施設の充実により、介護を介護士に任せることが当たり前の時代となりました。

しかし、現在の高齢者世代は、介護保険サービスが確立されていない時代を過ごされており、自身の親を在宅で介護するというのが当たり前でした。

そのため、介護保険サービスをつかうことに抵抗を感じやすいです。また、その子供世代も親が介護しているのを見てきた・手伝ってきた経験があり、介護保険サービスを使うことが申し訳ないという気持ちが邪魔することもあります。

家族で介護する余裕があれば、問題はありませんが介護疲れを感じている場合は要注意です。

介護に疲れる前に情報を集めましょう

介護疲れを感じる前に介護保険サービスや保険外のサービスについて情報を集めましょう。

介護に疲れてしまってからだと、時間の余裕がなく、精神的に切迫してしまい適切な判断ができないことが想定できます。

すでに、切迫した状況になっているのであれば、ケアマネジャーを含めた第三者に相談することをおすすめします。

介護は情報を持っている人が圧倒的に有利になります。

ケアマネジャーに全てを任せている方もおられますが、ケアマネジャーも一人の人間なので、知らないこともあります。

例えば介護士からケアマネジャーになった人と、看護師からケアマネジャーになった人では介護・医療保険制度の違いがあり、知識量が大きく異なる場合がありますよ。

介護士と比べないで自分を認めましょう

親の介護をしているとイライラして感情的になったり、ひとつひとつのケアが雑になったり、または手抜きをしたりすることもあるでしょう。

そういった感情の変化や自身の行動ひとつひとつに嫌気がさし、自分を否定してしまっていることがあります。

しかし、親や身内の介護をしているのなら、それで良いのではないでしょうか?

介護士が介護をできる大きな要因は他人だからです。他人だからこそ、優しくできるし言うことを聞けるのです。

もちろん全員ではありませんが、この要因は大きいですよ。

介護疲れの原因

介護疲れの内容はさまざまですが、大きく分けると4つに分類できます。

  • 身体的な負担
  • 精神的な負担
  • 経済的な負担
  • 認知症介護の負担

介護の場面でピックアップされやすい介護内容です。

移動の介助

  • 起き上がりの介助
  • 乗り移りの介助
  • 排泄の介助
  • 入浴の介助
  • 食事の介助 など

上記のような場面が想定され、腰痛などの身体的不調を感じることが多いです。

精神的負担

介護をおこなうことで、徐々に重く感じてくる負担です。

  • 介護を受ける本人とのやりとりや意見の相違
  • 親族とのやりとりや意見の相違
  • 介護サービスを提供する職員とのやりとり
  • ケアマネジャーとのやりとり
  • 各事業所との契約や説明
  • スケジュール管理
  • 切迫感・緊張感・孤独感  など

これらは重たく感じるようになってくるとかなりの負担がかかっていると思ったほうがよいでしょう。

これぐらいなら大丈夫と気丈に振る舞っていると、急に自律神経を乱し睡眠障害うつ症状が現れることがあります。

経済的負担

介護するためには、介護サービスを受けるための費用や排泄用品などに出費が増えます。

  • 介護サービス費用
  • 排泄用品(おむつやパットなど)
  • レンタル用品(ベッドなど)
  • 自助具 など

「いつまで続くかわからない」「年金が少ない」「年金が足りない」といった環境に大きく影響します。

認知症介護の負担

認知症にはさまざまな症状があるため、負担に感じることも多いでしょう。

  • 行動が理解できない
  • 発言が理解できない
  • 身勝手な行動をとる
  • 不潔な行動がある

他にも色々とあるとは思いますが、認知症というものを理解していないと、なかなか対応は難しく苦労もあると思います。

認知症の理解というのは、介護士でも困難なこともあります。知識がないと卑屈になる必要はありません。

認知症はまだまだ解明されていない部分も多く、理解するのは難しいものです。

介護で疲れない方法はある?

具体的に疲れない方法はありませんが、軽減する方法はあります。

身体的負担

介護技術を身につけることで負担の軽減が期待できます。

介護技術と聞くと、難しいとか自分には無理と諦めてしまう方も多いですが、意外と簡単な技術もありますので、簡単なものからでも習得すると良いでしょう。

例えば、車椅子を押す時は

肘を曲げない」「足が踵から地面につくように意識する
グリップは力を入れて握らず中指~小指の3本で軽く握る

などの身体の仕組みを利用した技術を利用することで身体の負担は減ります。

精神的負担

頑張り過ぎない、気負わないという気持ちが重要です。介護士が介護できる理由の一つに一人で介護をやっていないというのがあります。

そもそも介護は一人で担うには無理があり、チームですることが正解とされています。

現在、一人で介護と向き合っているのであれば、それは凄いことです。しかし、同時にリスクもありますので、分散するように考えましょう。

経済的負担

介護保険サービスは基本的に本人の年金で収まるような仕組みになっていますが、その他に支払いがあり、子供たちで補っているという方がいます。

おむつ代補助制度や、施設利用時の利用料を軽減できる負担限度額認定などの支援があります。

対象になるかは個々に条件がありますので、住所地管轄の役所に相談してみると軽減措置がとれるかもしれません。

認知症介護

認知症の理解は難しく、専門の資格もあるぐらいです。わからなくて当然ですが、わかろうとしないのはよくありません。

理解しようとする姿勢とできるだけ感情的にならないのがポイントとなります。

何度も言いますが専門的な分野なので理解しようとしすぎて精神的に負担にならないようにしてください。

介護で疲れ果てる前に

介護で疲れ果ててしまうことで、虐待や殺めてしまうという結末を迎えることがあります。

自分はそんなこと絶対にしないと思うかもしれませんが、事件を起こしてしまった人は皆同じように感じていたと思います。

相談者

親や家族の介護をしようと考える優しい人達ばかりではないでしょうか?

ゆづる

相当追い詰められた状況で、判断能力の低下もあったのだと思います。

介護施設を利用するのも一つの選択肢です。

介護で疲れた時は相談しよう

介護で大切なのはチームを作ることです。プロである介護士も意識していることです。

家族間での協力やケアマネジャーや介護事業所、医師・看護師・リハビリ職員・地域の方など関われる人は多くいます。

人は思っている以上に他人に興味はないものです。

弱音を吐いて、助けてもらうことで円滑にいくこともありますので、遠慮せず助けてもらうことをおすすめします。

ゆづる

言わないと相手には伝わらないものですよ。

介護疲れによる影響は大きい「介護うつ」「介護放棄」を予防

介護疲れは単に身体の不調を起こすだけでなく、仕事に影響が出る場合があります。

また、心身ともに疲れることで「介護うつ」「介護放棄」という事態を招くことも考えられます。

介護うつになると、日常生活リズムが崩れ自身の生活もままならない状態になります。そうすると介護どころではなくなってしまい、共倒れになってしまう可能性が高いです。

介護放棄に繋がる可能性もでてきますが、介護放棄は虐待の一つとして考えられているので、とても危険な状態です。

介護疲れで自分を犠牲にしない

介護は疲れるものですが、一人で抱え込まず、周りを巻き込みましょう。

介護うつになると実際の介護から離れた後も、生活リズムを取り戻せず後を引くこともあります。

一生懸命介護した結果、自分自身を犠牲にしてしまうことのないように注意しましょう。

介護を人に任せる方が本人にとっても良い場合もあります。少しずつでも介護サービスを導入することが必要です。

ショートステイを利用してみよう

介護サービスの中で「ショートステイ」というものがあります。

ショートステイは最低1泊からの利用が可能です。長期的な利用も可能ですが、この辺りは担当のケアマネジャーに相談しましょう。

1日や2日家にいないことで、家族が自由になり精神的な負担軽減が期待できます。

また、ショートステイを利用することで、意外にも本人が気に入って施設利用したいというケースもあります。

介護の疲れをカウンセリングします

「どこに相談して良いかわからない」「ケアマネジャーに言っても動いてくれない」「話を理解してもらえない」このようなお悩みでお困りなら、ぜひ当ゆづるケアにご相談ください。

直接的な支援はできませんが、相談先や相談窓口の紹介、介護保険サービスの紹介などできる範囲のお応えはさせていただきます。

お問い合わせフォームやTwitter(ツイッター)で連絡いただければ、返答させていただきますので、ご利用ください。

さいごに

在宅で介護をしていることは国も推奨していることで、とても素晴らしいことです。

しかし、介護者にも生活があり、介護のために全てを費やすことは、心身ともによくありません。

後悔しないためにも、適度な関わり方が必要です。全て家族が担うことが、親の幸せとは限りませんので、冷静な判断をしてください。

介護の施設を一時的に利用するというのも決して悪ではありません。

親のために、自分のために必要な支援を受けていきましょう。

介護施設 現役相談員
ゆづる

≪プロフィール≫
介護施設を探しておられる方へ現役相談員が本音でお答えします。介護従事者からの相談も受付しております。
介護の仕事に就いて17年。
唯一の自慢は、過去にNHKの某番組で介護について話させていただきました。

【資格など】
・介護福祉士
・介護支援専門員
・住環境コーディネーター2級
・認知症実践者研修
・認知症キャラバンメイト
・福祉有償運送

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