有料老人ホームってどんなところか知っていますでしょうか?
有料老人ホームとは、特別養護老人ホームとはシステムが違います。
名称は「有料」と呼ばれることが多いですが、最近では、特別養護老人ホームに代わって「老人ホーム」と呼ばれる位の認知度になってきました。
有料老人ホームでは、「介護付き有料老人ホーム」「住宅型有料老人ホーム」があります。
今回は、この有料老人ホーム(介護付き・住宅型)について、できるだけ簡単に説明していきますね。
有料老人ホームの内容やシステムを理解しておかないと、後で「やめとけばよかった」と後悔するかもしれません。
有料老人ホーム (以下有料)
厚生労働省管轄のバリアフリーの施設です。
介護付き有料法人ホームと住宅型有料老人ホームとがあり、サービスの利用方法に違いがあります。
施設によって、利用金額に大きな差がありますので、施設選びの際は、予算に合わせて計画的に利用することをオススメします。
▼予算に合わせた施設探しはこちらの記事からどうそ▼
介護付有料老人ホームって何?
「介護付有料老人ホーム」は施設内にケアマネジャーが在中しており、担当してくれます。
その為、在宅で担当していた方がおられたら、切り替わりとなります。
介護スタッフが常駐しており、サービスを受けることができます。
サービスの選択には自由度は少ないですが、普段の生活には自由があります。
住宅型有料老人ホームって何?
「住宅型有料老人ホーム」は比較的新しい形態の有料です。
在宅で担当していたケアマネジャーを引き継ぎ、サービスを受けることができます。
デイサービスなどの外部のサービスを利用することができます。
サービス選択の自由もあり、近年人気の施設です。
有料老人ホームの対象者
65歳以上の介護の認定を受けられている方が対象となります。
介護付き有料老人ホーム
介護サービスを総体的に行う為、介護度の高い方でも入居し続けることができ、中には終身までみてもらえる施設もあります。
住宅型有料老人ホーム
介護サービスは選択できますが、介助の量が増えることで、住み続けることができなくなる可能性があります。
サービスの内容は?
日常生活を送る上で必要な、食事・入浴・排泄に関してはどこの施設でも大きな違いはなく、提供されています。
一週間単位でケアマネジャーがサービスを計画していくので、受けたいサービスなどがあれば入居前に相談しておきましょう。
有料老人ホームの特徴
数年前になりますが、高齢者の受け入れ場所の確保の為、多くの施設が建てられ、現在でもどんどんできています。
高級志向な所も多いので、
あの城みたいな建物は何?
と思ったら有料老人ホームかもしれません。
部屋の広さ
居室は個室です。
介護付き・住宅型共に最低面積は、共通して13㎡以上となっています。
意外と狭いのですが、広いお部屋を準備している施設のあるので、見学の際しっかりと確認しておきましょう。
お部屋にトイレや洗面台が付いているところがほとんどですが、中には共有で利用するところもあります。
また、中にはペット同居可能の場所も出てきています。
娯楽や活動に強い
その他、娯楽の部分で有料は他の施設と比較し特化していることが多いです。
リハビリができる部屋が充実していたり、温泉やラウンジがあったりします。
こちらも見学の際に核にしておくと良いですよ。
利用料金
施設によって大幅な差があります。
例えば、入居一時金があ0円の所もあれば、数千万といった金額の所もあります。
最近は一時金が安い所が増えましたが
それにプラスで月々15万~40万程度がよく見かける金額です。
介護付の場合、介護度によって金額が決まっている為、大幅に増えることはありません。
住宅型では、利用するサービス量によって金額は左右されます。
その他の費用
一般的に公表されている費用は居住費・食費。管理費。サービス費などで、その他に、「介護サービス費」「医療費」「消耗品費(オムツ代など)」などがかかります。
有料老人ホームのメリットとデメリット
メリット
- 要支援や要介護認定を受けていなくても利用できる
- 生活しやすい環境が整っている
- 建物は多く選びやすい
- 比較的早期に利用できることが多い
- 特養などの施設と比べると自由度が高い
- 24時間常駐のスタッフがいる
- 馴染みのケアマネジャーを引き継げる
- 介護サービスを選べる
デメリット
- 自宅で過ごすよりもコスト面がかかる
- 配置義務がない為、看護師が不在の場合がある
- 介助量が増えることで対応できないと退去になる場合がある
- 明確な基準がない為、事業所ごとのサービス量に差が生まれやすい
- 夜間帯の職員数が少ない
介護付き有料老人ホームのメリット
- 24時間体制で介護が受けられる
- 日中は看護師が配置されている(施設によっては夜間にも)
- 費用は介護度に合わせて一定
- 比較的すぐに入居できる
- 看取りをしてもらえる場合もある
介護付き有料老人ホームのデメリット
- 介護度に合わせて費用が行ってなので、サービスを受けなくても一定額の支払いが生じる
- デイサービスなどの在宅系サービスは受けられない
- 他の施設と比較して高額になりがち
- ケアマネジャーは引き継げない
住宅型有料老人ホームのメリット
- サービスの利用方法を選べる
- 馴染みのケアマネジャーを継続できる
- 介護サービスの量によっては費用は抑えられる
- 比較的入居しやすい
- 生活保護受給者の受け入れもある
住宅型有料老人ホームのデメリット
- 時間帯によってスタッフが少ない時がある
- 介護サービスによって費用が変動する
- 利用するサービスの分契約が必要
- 介助量が増えると退去の可能性がある
探し方
最後に探し方を紹介します。
個人で有料老人ホームに行っても良いのですが、初めての方はプロと同行することをオススメします。
介護サービスを提供していく施設はたくさんあって、なかなか見つけられないといった相談をよく受けます。
介護施設の紹介会社を利用して早く安心して過ごせる施設を見つけていただきたいと思っています。
老人ホーム/高齢者向け住宅探すのなら かいごDB介護は突然きます。
皆そうやって相談にくるんで間違いない。
だから知って欲しいことをまとめて書いちゃいました。
悩みはだいたいみんな一緒。
少しでも参考になれば嬉しいな。