特別養護老人ホームはとても人気のある施設です。
理由としては比較的安価で生涯利用していける施設だからです。
そんな好条件の施設であれば、申し込みが殺到して待機者100~200人という施設は多いです。
では、そんなに待機者が多いと聞いたら入れないと思う方が多いですが、今回はその抜け道を紹介します。
もちろん100%の保証はありませんが実際89人待ちの施設に最優先で入所まで導いた実績があります。
こっそり、内部事情からお伝えしますね。
待機者100人以上の事情
まず、特別養護老人ホームにおいて、100人以上の待機者というのは珍しくありません。
しかし、実際申し込み者の全ての人が待機しているという訳ではないのです。
あなたなら、申し込んだ先の施設が「待機100人です」と言われたらどうしますか?
そうほとんどの人が、他の施設への申し込みを出されるのです。
二股三股は当たり前。
そこで早く決まった施設に入るのはよくあることです。
また、申し込み中の方が皆さんお元気に待っているとは限りません。
体調を崩され入院している方や、亡くなられている方、他の施設に入所が決まった方など、申し込みを受けていても、全ての方が待機している訳ではありません。
同時に申し込みを出しても良い
複数の施設に申し込みを出すことに躊躇される方は一定数おられますが、早く入所を決めたいのであれば、複数に申し込みを出すと良いですよ。
他に申し込みを出した施設も同じように大勢の待機者がいるかもしれませんが、ひょんなことから、入所の声がかかることはあります。
その可能性を増やす為にも、申し込みを複数出すことをオススメします。
申し込み順で決まる訳ではない理由
あなたが受け入れする側だったらどういう順番で入所をすすめるでしょうか?
僕たちは、まず困っている人を優先します。
申し込みが出ている人でも、頑張って家で生活している人と、介護施設で待機している人では、家で生活している人を優先するのです。
介護施設におられる方はとりあえずは安心と考えてしまいます。
また、部屋の状況や男女比なども配慮していく為、一概に順番にはならないのです。
申し込み者が多くても優先して入所する具体的な方法
ここからは、具体的な内容をお伝えしていきます。
入所したい特別養護老人ホームのショートステイやデイサービスを利用する
まずは、ケアマネジャーに相談してショートステイやデイサービスの利用を計画してもらいましょう。
これには顔合わせをするという目的があります。
大切なご家族を預かる側としては、顔も知らない方を安易に受け入れることはできないのです。
入居者の空きが出るのは、急なことが多いので、その時にどの方を入所するか選考するわけですが、顔や体の状態を知らない人と、定期的に利用されている人だとどちらが優位になるかは、説明いらないと思います。
これだけで申込書のみ出している方を数十人すっ飛ばせる訳です。
有料老人ホームやサービス付き高齢者住宅で待機する
有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅は、特別養護老人ホームより費用負担は高額になります。
そんなお金ないから特養に入りたいのに・・・
確かにようですよね。でも、これにはからくりがあるんです
できるだけ早く特別養護老人ホームへ入所したい方は、一見遠回りに思えるこの過程を踏むことで近道になるのです。
これらの施設は利用料が高くなる為、入居を渋る方が多いですが、結構有効な方法です。
入っても利用料が高いから長くは居られませんよ
そこがポイントです
入所申込書には現在の居場所と入居希望理由と入所時期を記載する場所があります。
そこに、「現在の居場所は有料老人ホーム〇〇又は、サービス付き高齢者住宅」
入所希望理由や時期に関しては、
「介護施設の利用が必要になった時に特別養護老人ホームがいっぱいだったのですぐに入れず困っていたが、現在の施設に入居することになった。しかし、金額が高く、家族の持ち出しが多く、このままでは家族の生活が崩壊してしまうので、できるだけ早期に入所したい」と。
このようなニュアンスで書き、申込書は直接施設に持っていき、現状を報告して「助けてほしい」と伝えます。
そうするとどうでしょうか?
直接話を聞いた相談員はなんとか助けてあげられないか?と考える訳です。
でも実際こういった形を狙ってか、たまたまかわからないですが、最優先で入居される方はいます。
わかりますか?
何がですか?
たまたまかどうかわからないんです。相談員には調べようがないんで心配になってしまうんです。だから、調べようようと動き出します。
だからといって嘘はダメですよ。
当たり前ですよ
相談員は云わば、相談者や利用者を見るプロですので、演技は見抜くものと思った方がよいです。
この方法は奥の手みたいなもんですが、近い状況なのであれば、入所できるチャンスなので、使わない手はないです。
まとめ
特別養護老人ホームの待機者数は絶対ではなく、以外と少ない可能性はあるのでまずは申込書を出しましょう。
申請した特別養護老人ホームのショートステイやデイサービスを利用して、顔合わせをしていき、実績を作りましょう。
そんな余裕がない場合は、有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅を利用し、お金が大変アピールをしましょう。嘘はダメです。
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現状に合わせて入所する方法を検討してみてくださいね。