突然の病気やケガで体が思うように動かなくなったとか、本人ではなく家族(介護者)が同じような理由で介護ができなくなることがあります。
高齢者は特にそのリスクは高いですもんね
介護施設の利用が必要になる時は急に訪れます。
僕に相談に来る方も「今すぐ入れますか?」と相談に来られることが多いです。
正直即決で、「今日からどうぞ!」という訳にはいかないのです。
それができたら、僕のような相談員は凄く楽ですけどね
今回は、すぐに利用したいけど利用できない介護施設の事情と、できるだけ早く入居する方法について紹介していきます。
ある程度の準備は必要になりますよ。
すぐに入居できる施設はあるのか?
入居するまでの期間はおおよそ1か月程度はかかる
基本的に利用相談が入ってから、入居していただけるまで1か月程度かかります。
相談から入居までに、
- 情報を集める
- 面談を行う
- 入所判定を行う
- 契約を行う
- 入所日程を決める
というような流れがあります。
診断書に時間がかかる
施設ごとに必要とするかは異なりますが、多くの施設は診療情報提供書と言われる、医者からの手紙のような情報提供をほしがります。
また、健康診断書という名目のところもあります。
書き方や表現が違うだけで、基本的には同じような内容です。
診療情報提供書の方が費用は安いです。どちらが必要かは入居先に確認ください。どちらでも良いところも多いです。
どちらにしても、内容の一つの感染症の部分に時間を要します。
感染症について
施設は、人数に差はあれど集団生活の場になりますので、感染症の有無はとても大事な部分です。
そんなものはないですよ!大丈夫です
いえいえ、重要なものですよ
実際、検査すると若干数の感染者が見つかるのです。
調べていないだけということが多いですね。
ホテル感覚はやめましょう
相談者に一定数おられるのですが、「空きありますか?」という形の相談です。
その時にタイミングよく空きがあっても「じゃあ明日から」といったことにはなりません。
前述したとおりすぐに入居は基本的に難しいので、今の空きを聞いても意味はありません。
準備があれば、最短2日で入所できることも
急に施設を探してもすぐには入居はできません。
しかし、準備ができていれば、最短2日で入所を決めることもできます。
準備するものとは
- 入所先のピックアップ
- 診療情報提供書や健康診断書
この2点です。
診療情報提供書や健康診断書ともに、「感染症」の部分が時間を要する為、早めの作成をお勧めします。
また、多くの施設で直近3か月以内のものを受け付けていますので、少し先読みしての対応が求められます。
診療情報提供書や健康診断書の内容に合っていれば、検査データなどの寄せ集めでもよい場合もあるので、血液データなどはしっかりと保管しておきましょう。
入居までの一般的な流れ
資料請求や施設へ相談
まずは、相談をしていく施設を探していきましょう。
近隣の施設に直接相談にいくのも良いと思いますが、介護施設は基本的に空きはでないように運営しているので、空き状況の確認は大変です。
パンフレットをもらって比較していきたいところですが、介護施設に直接行くのも大変です。
そんな時は一括で資料請求【無料】 してパンフレットを集めましょう。それだけでも、負担が大きく減ります。
検討施設が決まったら直接見学に行く
パンフレットは魅力的に作られているものです。
なので、直接見学にいった方が良いでしょう。
行かない人の方が珍しいですけどね
本人や家族との面談
面談と聞くと堅苦しいかもしれませんが、施設に入って安全に過ごしていただく為に必要なものです。
面談にて、何ができて何ができないのかを判断します。
入居後にどんなサービスが必要かを相談します。
入居判定
面談時の様子や診療情報をから、入居の可否を決めます。
介護保険上、入居を拒否することは認められておらず、どのように受け入れるかを判断します。
しかし、施設の状況もさまざまな為、残念ながら全ての方が入居をすることはできません。
契約から入居
入居判定が終わったら、契約をすることになります。
施設によっては、入居と合わせて契約することもあります。
契約内容はしっかりと確認しておきましょう。
まとめ
希望の施設にできるだけ早く入居したいのであれば、施設探しのプロを頼った方が確実です。
費用・入居時期・医療行為から介護施設を探す【かいごDB】介護施設といっても多種多様で介護士でも理解しきれていないほどです。
費用や交通の便など、条件がある方ほど、プロに相談【無料】 してください。素敵な施設が見つかるようにことを祈っています。
介護は突然きます。
皆そうやって相談にくるんで間違いない。
だから知って欲しいことをまとめて書いちゃいました。
悩みはだいたいみんな一緒。
少しでも参考になれば嬉しいな。